とくとくコーナー　クイズに答えて素敵な賞品をもらおう！

問題: 去る10月1日、心不全により79歳で亡くなった元プロレスラー・アントニオ猪木さんの語った言葉はどれでしょうか？

1. 落ちたら、また這い上がってくればいいだけのこと。

2. 手が使えなければ足を使う。足が使えなければかみついても試合はできる。

3. 逆境？ それチャンスだよ。

■賞品：下記のとおり
■回答：番号でお答えください
■締め切り：2022年11月10日 (木)
■発表：メールマガジン2022年11月25日号にて。

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正解…1
2. は力道山　3. は長州力
解説
アントニオ猪木（本名：猪木寛至）さんは1943年2月20日、横浜市鶴見区に生まれました。家業は石炭問屋を営んでいましたが、戦後のエネルギー需要が石炭から石油にシフトしたのを受け、13歳の時に一家でブラジルに移住します。早朝5時からコーヒー豆の収穫を行い家業を助けながら、砲丸投げ競技で頭角を顕し、地元大会で優勝して話題となります。1960年、ブラジル遠征に訪れていた力道山にスカウトされて帰国、日本プロレスに入団。
72年に日本プロレスから独立して新日本プロレスを興し、格闘家として自身の最強を証明するため、「熊殺し」の異名をとる空手家ウィリー・ウィリアムスとの対戦やプロボクシング統一世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリとの対戦など、異種格闘技路線への挑戦を続け、後年の総合格闘技の礎を築きました。
とりわけアリとの一戦は世界各国に中継され話題を呼びました。タックル、投げ技、関節技などを禁止され猪木さんは幾度となくリングの上に寝転がり、アリの足を集中的に蹴る作戦に出ます。結局、互いに決定打を出すことはできず3分15ラウンドを戦い抜き、引き分けという結果に終わりました。アリは、試合中は足の痛みを晒け出すことなく常に軽やかなステップを踏み続けましたが、 試合後、アリの太ももは激しく腫れ上がり、膝の裏に血栓症を患い、5年後の現役引退の大きな要因になったと言われています。
リング外では89年にスポーツ平和党を結成。第15回参議院議員通常選挙に比例区から100万票近くを集めて初当選し、史上初のレスラー出身の国会議員に。90年8月におきたイラクの湾岸戦争では、12月1日にイラクで「平和の祭典」を行うことを発表。外務省はこれに難色を示しましたが、個人で費用を負担してトルコ航空機をチャーター、関係者や人質被害者41人の家族46人と共にトルコ経由でイラク入りし、予定通りイベントを開催。人質解放に寄与しました。1995年の参院選で落選しますが、2013年7月、日本維新の会より第23回参議院議員通常選挙比例代表で当選し、18年ぶりの国政復帰を果たします。2019年6月政界引退。
2020年7月、自身のツイッターで難病の「心アミロイドーシス」に侵されていることを告白、2022年10月１日全身性トランスサイレチンアミロイドーシスによる心不全のため死去。79歳でした。

猪木さんと言えば『闘魂注入ビンタ』で知られるように、決して屈しない前向きの語録がたくさんあります。
●「いくぞー! 1! 2! 3! ダーッ!」
●「元気があれば何でもできる!」
●「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」
●「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」
●「道はどんなに厳しくとも、笑いながら歩こうぜ!」