同窓会について

2008年に3代目の日本電子専門学校同窓会会長の重職をお引受けしてから、早や16年目を迎えています。母校では情報処理科第一期を卒業した後、学校に残り39年間、情報系を中心に、図形情報処理科、CG科等で教壇に立ち、社会に巣立つ卒業生を何万人と見送ってきました。

母校、日本電子専門学校（設立1951年）創立25周年記念事業として、同窓会組織が設立されました。以来、母校の第一期卒業生等が中心となり会長、副会長、事務局長を務められて来られました。設立準備、発足、継続と長きに渡り、同窓会の運営・発展にご尽力いただいた諸先輩の皆様に感謝を申し上げます。

母校は太平洋戦争終結後の混乱の中で、大嶋志ん先生が創立され、『これからの日本社会は通信・電波技術が不可欠だ』との強い想いで大嶋十三雄先生が、「真空管ラジオの修理技術」を中心とするラジオ修理技術学校を立ち上げたと、両大嶋先生から伺っております。

母校は、その後、初代校長安井謙先生（元参議院議長）等のご尽力で専修学校制度が確立され、各種学校から専門学校へと発展しました。

母校は70余年のあゆみの中で、2代目校長平澤進先生が時代の先々を見据え、アナログ技術から電子、デジタル、ICT、放送、映像、人工知能、ゲーム、CG、アニメなど時代に先駆けた学科を次々に立ち上げ、多くの有能な人材を世に出し続けました。平澤進先生の先見性に感服すると同時に、同時期に先生の薫陶を受けた者の一人として感謝に堪えません。

同窓会は母校に本部を置きますが、ソウルに韓国支部、台北に台湾支部があり、各支部の会長を中心に同窓会活動を展開しています。勿論、本部としては支部活動も大いに支援しているところです。また、近年、多くの国から沢山の留学生が学ぶ専門学校として、高く評価されていることも誇りです。日本電子専門学校卒業生として、胸を張って、ご活躍していただきたいと願っています。

同窓会は、同窓会活動告知のために、20余年前からデジタル化を進め、同窓会ホームページや同窓会メールマガジンの発行をしています。メールアドレスを登録し、コミュニケーションの輪を拡げ、参加して下さい。

『一歩前へ、そして世界へ』が母校のスローガンです。時代の要請を前向きに捉え、常に新しい技術を先取りした技術教育をシャワーのように浴びて、実社会に巣立ってきた同窓の皆様には、今後とも日本社会、世界でのご活躍をお祈りすると共に、母校の発展と同窓会活動にも目を向けて頂きたいと願っております。