人に好かれる言葉選び
2025年11月
「ハラスメントにならないために:こんな時どう言う?」8
今やすっかりお馴染みとなった「ハラスメント」。職場では、「ちょっと叱ったらパワハラと言われた」とか「髪型や服装を褒めただけでセクハラと言われた」と嘆く管理職の方も少なくありません。また逆に部下が上司に対してハラスメントする「逆ハラ」も存在します。そこで、どういう言葉や言い方がハラスメントになるのか、どうすればトラブルを避けられるか、具体例を挙げながら考えていきます。
※今回の参考資料:『学生の4人に1人が受けている「就活ハラスメント」』(一般社団法人日本ハラスメントリスク管理協会/代表理事・金井絵里)
ケーススタディ(8)就活終われハラスメント(オワハラ)
人材を早く確保したかったので、面接で良い印象を受けた学生に、次のように言いました。
「他にも受ける会社があると思うんだけど、ウチも長く待っていられないんでね。ウチに決めるんだったら内定出すよ」
●どこがハラスメントに当たるか:就活に関連するハラスメントには、「就活セクハラ」や「圧迫面接」がよく知られていますが、最近では人材を早く確保したいがために、他社を受けさせないように仕向ける「就活終われハラスメント(オワハラ)」が問題になっています。内定を出すことを条件に、他社の選考辞退や内定辞退を強要することや、他社の選考期間に被るように自社の内定者研修などイベントを被せて拘束をし、他社を受けにくくすることなどは、学生が就活に納得いくまで挑戦することを阻害する行為としてハラスメントに当たります。
トラブルを回避する言い方:「君なら他の企業からも内定が出るかもしれないけど、ウチに来てくれることを期待しているよ」
面接官など選考に関わる立場の人は、自分の判断で相手の合否を決められるという全能感を持ってしまうことが就活ハラスメントにつながります。学生にも選ぶ権利があるということを謙虚に認め、学生の意思を尊重する言動をするなら、学生からも好印象を持ってもらえます。
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