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人に好かれる言葉選び

2023年06月

シリーズ・こんな仕事があったんだ!!

第12回 海外編③: Netflix Tagger
問題: 世界190か国以上でサービスを展開しているNetflixが配信する映画やドラマなど膨大な数のコンテンツを分析し、テーマ・ジャンル・出演者・トーン・印象的なシーンなどから適切なタグ付けをして、パーソナライズに寄与するのがNetflix Taggerです。映画やドラマを毎日視聴するのが仕事なので、映画好きには夢のような仕事ですが、NetflixがTagger募集の際、同社の求人掲示板に掲載される職種名は次のどれでしょうか。

1. Editorial analyst(エディトリアル・アナリスト)
2. Tagging specialist(タギング・スペシャリスト)
3. Personalize analyst(パーソナライズ・アナリスト)

 


《正解》1
解説: Taggerというのは通称で、正式な募集職種名は、Editorial analystもしくはOriginals creative analystです。コンテンツのタグ付けは、個々のユーザーの視聴履歴から次にどんな作品を勧めるかという「リコメンデーション・システム」の構築に不可欠なので、Netflixの様々な仕事の中でも極めて重要です。そのため、単にタグ付けをする人としてではなく、より高度なアナリストとしての評価が、職種名に表れています。同社がTaggerに求めるスキルは、「映画やテレビ、エンターテイメント全般に関する深い知見」はもちろん「分析能力」「意思決定能力」「作品のエッセンスを読み取り、それをわかりやすく共有する力」など、単なる知識以上の高い能力が要求されています。ちなみにTaggerになると、コンテンツの視聴時間は週に20時間以上、年収は700~1000万円。現在、フリーランスを含めて50~60名がTaggerとして働いているそうです。