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人に好かれる言葉選び

2022年10月

シリーズ・こんな仕事があったんだ!!

このシリーズでは、最近話題になっている「ニッチでユニークな仕事」をクイズ形式でご紹介していきます。目の付け所のヒントになったり、あまり知られていないけど、社会的に意義のある仕事ってたくさんあることに気づくでしょう。

第5回: eスポーツプレーヤー(eスポーツプロゲーマー)

問題: eスポーツの急速な普及に伴い、世界各国のゲーム大会に参加し報酬や賞金を稼ぐ職業として注目されているeスポーツプレーヤー。 世界と比べるとまだまだ賞金額の低い日本ですが、競技人口が増えるに伴い、その額も年々上がってきています。では、2022年1月にさいたまアリーナで開催された『Shadowvers』世界大会の決勝トーナメント『Shadowvers World Grand Prix 2021』(Cygames主催)の優勝賞金はいくらだったでしょうか?

1. 3,000万円
2. 8,000万円
3. 1億5,000万円




《正解》3
解説: 日本のeスポーツ大会の賞金金額は、これまでは法律の制限もあり世界に比べ低い傾向にありましたが、現在では一定の条件をクリアすれば高額賞金の提供も可能となりました。設問の大会の優勝賞金1億5000万円は、日本開催のゲーム大会史上最高額です。それでも世界に目を向ければ優勝賞金20億円という大会もあり、日本はまだまだ低いといえます。
大会に出場するための公的資格は特に必要ありませんが、プロとして賞金を稼ぐには「日本eスポーツ連合」(JeSU)が発行するプロライセンスを取得しておくべきです。というのも、プロライセンスを取得していないと、賞金が「仕事の報酬」ではなく、「景品」という扱いになり、10万円という上限がついてしまうからです。現在、日本ではプロライセンスを取得しているプレーヤーはまだ300人に満たないニッチな職業ですが、今後は間違いなく増えていくでしょう。プロライセンスはJeSU公認の大会で優秀な成績を残した人に対して発行されるので、自分が参加する大会がJeSUの公認大会かを確認しておく必要もあります。プレーヤーとしての知名度が上がると、試合だけでなくe-sports専門雑誌への連載、動画、講師など新たな活躍の場も広がる有望な仕事と言えます。