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人に好かれる言葉選び

2023年05月

シリーズ・こんな仕事があったんだ!!

このシリーズでは、海外ならではの「ニッチでユニークな仕事」をクイズ形式でご紹介していきます。

第11回 海外編②: 隕石ハンター

問題: 地球には年間20,000個もの隕石が落下していると言われています。そのうち2/3以上は海に落ちますが、残り約6,000個は地上に落ちます。この隕石を集めて売りさばくのが「隕石ハンター」と呼ばれる人々。広大な国土を誇るアメリカやロシア、中国にはこれで生計を立てている人も少なくないとか。ではハンターが売った隕石で、これまでの最高額はいくらくらいだったでしょうか。

A. 5千万円
B. 3億円
C. 7億円




《正解》C
解説: アメリカ人の隕石ハンターであるマービン・キルゴア氏が、2000年に西サハラで発見した隕石(630グラム)は、月から飛来したものと判明し、1グラム110万円の値がつき、総額6億9300万円、約7億円となりました。
ハンターが収集した隕石は、多くはオークションなどに出品され、資産家のコレクターが購入します。コレクターにとっては「地球外からやってきた品を所有する」ことほど魅力があるものはないと言います。
 拾った石が本物の隕石かどうかは、専門の研究機関に鑑定を依頼する必要があるので、微量を研究機関に送付する必要もあります。希少なものだと判明すると、研究のために譲渡もしくは貸与を求められることも少なくありません。
 隕石ハンターは、隕石が落ちたという情報を得ると、世界のどこでも駆けつけて金属探知機や掘削機械など最新設備を駆使して徹底的に探索します。とはいえ砂漠のような場所なら拾っても問題はありませんが、誰かの土地に落ちた場合は、勝手に侵入するわけにも行かず、手間と費用に見合う収入が得られるかどうかは、判断が難しいところです。ただ、多くのハンターは一攫千金を夢見て、今日も隕石探しに没頭しています。