教員メッセージ 2025年

2025年10月20日

2025年3月に退職された菊地 聡先生よりコメントをいただきました
30数年勤めた日本電子専門学校を振り返って

こんにちは。菊地 聡と申します。
私、菊地は今年の3月で退職をいたしました。
定年まであと少しあるのですが、腰痛でリタイア…となりました。

人生の春夏秋冬、青春・朱夏・白秋・玄冬。
私はいつの間にか朱夏から白秋へと… 全盛期から振り返る時期へ移行します。
そこで、30数年勤めた日本電子専門学校を少し振り返ってみたいと思います。
就職した当時は「映像クリエイティブ科」という実写映像の学科を担当しました。放送機器での撮影・編集技術を学び、映像作品を制作する学科です。その後、CGと映像、VFXを融合させた「CG映像科」(現:CG映像制作科)を設立。そして、再度、実写映像の「デジタル映像放送制作科」を設立しました。
授業では所属学科以外にも「ライブイベント科」「アニメーション科」「コンピュータグラフィックス研究科」他、いくつかの学科で映像制作や写真関連の科目を担当しました。
映像実習では、重さ7㎏もあるカメラで撮影をしていました。今は取り壊されたテレビスタジオの実習室「スタジオ80」もありました。スタジオ実習は内容によっては、洋間セットの組み立てから始まります。実習が一科目で朝から夕方まで丸一日行われるという、今では考えられないような時間で実習をしていました。
(ちなみに実習室はテレビスタジオの他にビデオ編集室もあり放送用のカメラ・VTRもありました。)
また、学内の実習以外に校外実習や撮影合宿を取り入れ、ミュージックビデオやドラマ、ライブ撮影と数多くの作品を指導しました。
そして、山、川辺、海岸へ… カメラ・照明・マイク・モニターといった撮影機材を持っていき大人数での実習をしていました。最近は機材も小型化されたり、コンピュータ制御された機器が数多くありますが、当時は重たい機材での撮影でした。
更に、クラブ活動では2016年に「インディーズムービー同好会」を設立。週一回集まり、おしゃべりを… ではなく、こちらでも短編映像を制作していました。同好会での撮影も海へ行ったり…(学生は海のシーンが好きなようですね。)
このように、自分が好きな分野を担当し続けて、30年以上が経ちました。早い…
長くいたがゆえに、多くの学生を担当できました。卒業生をたくさん輩出できたことは、とてもありがたいことだと思っています。    
卒業後も顔を出してくれたり、クラス会を開いてくれたりし、近況報告など楽しい時間を過ごせます。
私は退職をしましたが、今後もクラス会などで、その続きの話が聞けたら幸いです。
ダラダラと振り返りましたが、とりとめのない話なので、この辺で終わりにしたいと思います。
皆さん、ありがとうございました。

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