教員メッセージ 2021年

2022年01月23日

≪母校 教職員インタビュー≫ 岩崎 弥太郎先生

随想録(2021.12)

日本電子専門学校、ネットワークセキュリティ科、岩﨑弥太郎と申します。
令和3年に気になったキーワードに「バックキャスティング」というものがあります。
最近話題になっているSDGsの取り組みの中においても使われるキーワードで、年度当初に情報を得ました。
どのようなものかというと、そう遠くない未来(近い将来)にこの様になっていたい、というあるべき姿を明確にできたら、目標到達時点から時間経過をさかのぼって計画を立てて目標に向かって実践していく、というものです。電子学園長期ビジョンであるNEXT10の取り組みもバックキャスティング的な取り組みと言えるのではないのでしょうか。
学生さんにとっての身近な例ですと、定期試験勉強、資格試験の勉強、受験勉強などもバックキャスティング的な取り組みと言えるのかもしれません。学生の時だけではなくて社会に出てからも様々な場面でバックキャスティングのような状況があるのではないでしょうか。今まで意識せずにバックキャスティング的な行動をとってきているかと思いますが、これからは少し意識してみるのも良いかもしれません。
また、「フォアキャスティング」というものもあるそうです。
「フォアキャスティング」とは、日々積み重ねた結果、何年後にはこのようになっていた、というものです。日頃の努力の結果、気がついたらここまでできるようになっていた、というものですね。
「バックキャスティング」と「フォアキャスティング」のどちらかに優劣があるのではなく、どちらかを実践するというのでもなく、ケースバイケースで両方をうまく意識すると良いのではないでしょうか。

何か(趣味や自発的な学習など制限制約のない何か)を始める際に、遅すぎるということは無いと思います。もし何か始めたいことがあったら、始めてみましょう。始めてみて自分に合わなければ無理をする必要はないです。継続できる環境であれば「継続は力なり」ですし、三日坊主なら、三日坊主を繰り返せばOKですね。さあ、何かを始めてみましょうか。
と、最近自分に言っています。

令和4年3月末をもちまして長年お世話になりました電子学園を定年退職となります。誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。